まるで地獄の底に響き渡る音楽。それは悲痛な叫び、激昂、惨苦に満ちた精神。そんなやり場のない激情を表現し、誰にも届かぬ声を泣き叫ぶように代弁する音楽こそが、デス・メタルでしょう。
今回はKataklysm (カタクリズム) の「At The Edge Of The World」を翻訳いたしました!
2010年リリースされたアルバム「Heaven's Venom」に収録されています。
カタクリズムは1991年から活動している、カナダ出身のメロディック・デス・メタルバンドです。バンド名の「Kataklysm」は、「大災害」「大変動」といった意味で、大きな衝撃を表す際に用いられる「cataclysm」から由来しています。
因みにメロディック・デス・メタルとは、メロディを重視したスタイルにデス・メタル特有のデスヴォイスを取り入れたメタル音楽のことです。
カタクリズムのデビュー作となったのが、1993年のシングルレコード「THE MYSTICAL GATE OF REINCARNATION」です。こちらの曲もかなり激しいデス!ので、興味のある方は是非聴いてみてくださいね♪
そして2013年には11thのアルバム「Waiting for the End to Come」が日本版でも発売され、来日公演した経歴もあります。
心を傷つける感情は悲しみだけではありません。時には怒りによっても心に深い傷を与えます。闇の奥深くに存在する精神の独房に自ら鍵をかけてしまえば、その声は誰にも届かなくなります。メタルはその「鍵」となり、「火は火で治まる」「毒を以て毒を制す」と言うように、それは「解毒剤」にも成り得るのでしょう。
おい!この嘘つき野郎
You're full of shit
テメェはクソの塊
You got me standing at the end of the world
世界の終わりに立たせやがって
Never thought I'd see the light
光を目にするとは 思えなかった
true colors blend in black
真の色は 漆黒に混ざっている
Twisted into parallel worlds
別の時空へと 歪んでゆく
I fall into dying arms
死にゆく腕の中へ落ちてゆく
Cry, cry for me with no sympathy
泣けよ俺に 同情無しで
The sky will fall from reality, bury me whole
空は現実から落ちてくる 俺を埋めてくれ
Burn the sphere of desires your stole
テメェが盗んだ 欲望の球を燃やせ
I will break these chains that suffocate
窒息する鎖を ぶった斬ってやる
Blood for blood
血には血を
I climb the mountain of deliverance
俺は救いの山を登る
Deliverance!
解放だ!
Bleed for me
血を流しやがれ
for this heart you murdered
テメェが殺したこの心のために
Hey! you fucking liar
おい!この嘘つき野郎
You're full of shit
テメェはクソの塊
You got me standing at the end of the world
世界の終わりに立たせやがって
You fucking traitor!
この裏切り者!
It's called respect
いわゆる 尊敬だよ
You got me standing at the end of the world
世界の終わりに立たせやがって
One time and never again, you ever take me for a fool
一度だけで二度とない テメェは俺をバカ扱い
This is a new world, witness my resurrection
これは新世界 我が復活を見届けよ
Resurrection!
蘇るのだ!
Cry, cry for me with no sympathy
泣けよ俺に 同情無しで
The sky will fall from reality, bury me whole
空は現実から落ちてくる 俺を埋めてくれ
Burn the sphere of desires your stole
テメェが盗んだ 欲望の球を燃やせ
I will break these chains that suffocate
窒息する鎖を ぶった斬ってやる
Blood for blood
血には血を
I climb the mountain of deliverance
俺は救いの山を登る